末梢動脈疾患とは

末梢動脈疾患

末梢動脈疾患は、動脈硬化によって主に下肢の血管が細くなったり詰まったりする病気です。初期段階では目立った症状は現れませんが、進行すると、歩行時に下肢の痛み、不快感、疲労感が見られるようになり、長距離歩行が出来なくなります。

危険な合併症にも注意

末梢動脈疾患が進行すると、血流が悪くなることに伴って歩行時に足が痺れたり、痛みが生じたり、足が冷えやすくなったりします。さらに進行すると、安静にしていても痛みが生じるようになります。最終的には下肢の組織が壊死していき、足を切断しなければならないケースもあるのです。

この病気は狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の合併症としても知られています。足の痺れなどが生じた際は、心臓などにも何らかの障害が発生している可能性がありますので、お早めに循環器内科を受診するようにして下さい。

末梢動脈疾患の原因

高血圧 糖尿病 脂質異常症 喫煙 肥満 など

末梢動脈疾患の治療法

末梢動脈疾患の症状改善には、低下してしまった血流を改善させることが必要です。治療法には、薬物療法・運動療法・カテーテル治療・バイパス手術などがあります。

薬物治療には、抗血小板薬・血管拡張薬などがありますが、症状に合わせて選択をします。基礎にある生活習慣病のコントロールも重要です。また、運動療法は、過度な負荷にならないように、適切なレベルの運動範囲で下肢の血流増加を促進します。

これらの薬物療法、運動療法でも十分な改善が見られないときは、カテーテル治療、血栓内膜摘除術、バイパス手術などを検討します。これによって血管の狭窄や閉塞病変を直接広げ、下肢の血流を安定的に回復させる効果が期待できます。最近はカテーテル治療の技術進歩によって対応可能な症例も増えています。カテーテル治療が難しいケースでは、人工血管などを用いたバイパス手術などを検討します。

クリニック名
医療法人社団 春和会 リーフクリニック名駅
院長
竹山 俊昭
診療科目
循環器内科・内科
住所
〒451-0042 名古屋市西区那古野2丁目25-11
スクエアオフィス名駅ビル1階
TEL/FAX
052-551-5151052-551-5153
最寄駅
名古屋市営地下鉄桜通線「国際センター」駅 徒歩5分
「名古屋」駅 徒歩7分
訪問診療 日・祝
9:00~12:00
13:00~16:00
※当院は予約制です。お電話またはWebにてご予約承ります。当日予約も可能ですので、急な体調不良等の場合にはお電話にてご確認ください。
外来診療 日・祝
16:00~19:00